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2009年01月29日

アイレップ、2009年 検索エンジンマーケティング業界の展望を発表

SEM 総合研究所は、2009年1月27日、SEM 専門企業としての視点から予測した、2009年の検索エンジンマーケティング(SEM)業界における展望を発表した。

アイレップ SEM 総合研究所では、2009年の SEM 市場における最重要と予想されるトピックス5つを選定。選定にあたっては SEM 総合研究所 所長の渡辺隆広氏を中心に討議が重ねられ、影響度の高いものが選定された。各トピックについては以下のとおり。

1.ユニバーサル検索とパーソナライズ検索の拡大
過去の検索履歴、同一セッション行動、ジオロケーションなどユーザーに紐付く各情報を活用することで、個々のユーザーにあわせた検索結果の個別化は引き続き拡がっていくと予想される。

これに加えて、ユニバーサル検索による多種類のデジタルコンテンツの混在表示、さらにユーザーの検索行動トレンドを反映した時間帯別の検索結果の変化により、今年以降、ユーザーにとっての検索体験が質的に高まっていくと考えられる。

2. SEO の相対的な重要性が上昇
企業が広告出稿を抑制していく中、継続的な広告費用の投下をせずとも安定して自然トラフィックを集められる SEO の重要性が相対的に高まる見込み。

一方で、成果獲得や順位上昇・維持への貢献が不明瞭な過剰なリンク売買は、昨年来継続的に行われている、検索エンジン側の取り締まりの浸透により、さらに抑制されることも予想される。

3.ランキングの相対的重要性が大きく低下
先に触れたパーソナライズ検索やユニバーサル検索、さらに今後の登場が予想される、検索利用者側の評価や信頼をランキングに取り込むソーシャル検索はいずれも、個々のユーザーにあわせた検索結果のパーソナライズ化を推し進めると同時に、これまでの常識であった「同じキーワードであれば、誰が見ても同じ検索結果」の概念の崩壊を招く。

今後も1つの指標として検索順位は重宝され続けるが、真の費用対効果を見極めようとするマーケティング担当者は、順位や誘導数、成果数などの複数の指標を総合的に検証して判断する必要に迫られるであろう。

4.検索連動型広告の精度がさらに向上
検索各社による、適正な広告価格を決定するためのシステムや、ユーザーの検索行動目的と広告の関連性を高めるための広告システムの改良は2009年も引き続き行われていく見込み。

大幅なシステム刷新の可能性は低いが、ユーザーの検索意図への広告ターゲティング精度を高めるための判定条件の追加は行われるかもしれない。

5.自動入札管理ツール導入が本格化
2008年はリスティング広告の自動入札管理ツールが日本に導入された年であった。2009年は日本の広告主特有のニーズに対応したローカライズが進むことで運用業務の高度化・効率化が進む気配。

同時に広告代理店は、ツールの特性を活かした、費用対効果を高めるための戦略的な導入・運用のプランニングが要求されるようになり、ノウハウが乏しい代理店の競争力は低下していく。
posted by yagoo at 19:25| 東京 ☁| Comment(59) | TrackBack(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

ヤフーの画像はなぜyimg.jpドメインなのか? サイト高速化の手法とヤフーの失敗例

今日のテーマは「Webサイトのパフォーマンス」。より良い状態で訪問者をもてなすためにも、パフォーマンスは重要ですね。最近、Web担でも大幅なパフォーマンス向上をしました。あと、Yahoo! JAPANがやっている「あれれ」という失敗も少し紹介しましょう。

2009-01-14 14:14追記

本文中でHTTP同時接続数の制限推奨に関する対象を「ドメイン名」としていましたが、RFCでは「サーバー」と示されていますので、修正しました(cubed-lさん、ご指摘ありがとうございます)。同時2接続に制限するべきだとされているのは同一サーバーに対する同時接続数なので、その点だけでいえばサブドメイン名を変えればいいのだが、さらにクッキーの影響を避けるためにpay-levelドメイン名(独自ドメイン名部分)を変えるのが有効だということです。

あと、ryownetさんの

「ずっとWeb担にログインして使っている方、いちどログアウトしてみると早く感じるかもしれません」ロイヤルユーザにページ8秒というストレスをかけ、一見さんに優しい(0.1秒)web担。それでいいのか。

すいません、本当はPHP op code cacheとかDBサーバーの高速化とかして快適にするのが筋なのですが、社内のシステム的な都合でこういう対症療法になっています。現状のWeb担では 99.4%の閲覧が非ログイン状態のため(ユーザーログインするのはコメント投稿やユーザー投稿のため以外にはほとんど意味がないからでしょう)、このシステムを導入した次第です。ユーザー投稿のためにログインしてくださる方には、お手数をおかけして申し訳ありません。

グーグルはページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%減るといい、アマゾンはページの反応が0.1秒遅くなると売り上げが1%減るというくらい、Webサイトが表示される速度は重要なものです。

Web担はもともとサイトが遅いので困ったものだったのですが、2008年秋にシステムを入れ替えたおかげで、かなりの高速化を果たせました。具体的には、CMSで動的に生成しているページ全体を静的なHTMLファイルとしてサーバー側にキャッシュしておく仕組みを12月から導入できたのです。

この仕組みで、たとえばトップページはHTMLを生成してブラウザに送り返すまでの時間が、以前は8秒〜10秒程度かかっていましたが0.1秒程度になりました(ただしWeb担のサイトに登録ユーザーとしてログインしているとこのキャッシュは効きません)。

さて、HTMLの生成自体は早くなったのですが、それでもやはりWeb担の表示が重いと感じるときがあります。その原因は、広告配信やアクセス解析などの外部JavaScriptや、画像パーツです。外部サーバーのファイルを呼び出している部分はすぐには改善できないのですが、それでもパフォーマンスを改善できることはないかといろいろ手を加えてみました。
『ハイパフォーマンスWebサイト』表紙画像

オライリーの『ハイパフォーマンスWebサイト――高速サイトを実現する14のルール』という書籍をご存じでしょうか。これまでサーバー側の話ばかりになりがちだった「Webサイトのパフォーマンス」を、Webサイトとブラウザの間でのやりとりや、データを受け取ってからのブラウザの挙動、さらにはユーザーの体感まで含めて論ずることで、「快適なサイトを提供するには」のノウハウを解説している、Web担当者必読の書です。少し技術的な解説が多いので難しいのですが、米ヤフーのチームが実践している、「このサイト遅い」とユーザーが感じないようにするためのテクニックが14個のルールに沿って網羅されています。

* 書籍『ハイパフォーマンスWebサイト――高速サイトを実現する14のルール』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487311361X/webtan-22?ref=nosim (書籍ページ)

また、これらのルールを実際のサイトでチェックする「YSlow」という、Firefoxのアドオンもあります(こちらは英語のみ)。

* パフォーマンスチェックツール「YSlow」
http://developer.yahoo.com/yslow/ (YSlow)

さらに、米ヤフーは、書籍で紹介している14のルールに加えて、さらに「20のルール」を発表しています。

* Yahoo!パフォーマンスチーム、最新高速化ルール20を発表
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/03/27/016/

Web担でもこういった情報を参考に、いくつかの高速化を施しています。たとえば、CSSのパーツ画像などのCSSスプライト化です。「CSSスプライト化」とは、ページで利用している複数の画像を1つの画像ファイルにまとめてCSSでずらして表示することで、サーバーとブラウザの間でのやりとりの回数を減らす手法です。たとえば、右サイドバーの連載一覧の画像は、実は1つの画像にまとめられています。

* CSSスプライトのわかりやすい解説(DesignWalkerさん)
http://www.designwalker.com/2008/02/css-sprite.html
* Web担の連載一覧の画像(例)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/files/images/nakanohito/20090113_rensai_list_sprite_sample.jpg

「Web担、表示が重いですよね」というお声を以前からいただいていますが、少しずつ改善しています。もしずっとWeb担にログインして使っている方、いちどログアウトしてみると早く感じるかもしれません(コメントとかするときはログインしておくほうがいいですが)。
◇◇◇

さて、前述の「サイト高速化の20のルール」で、次のような項目があります。これを少し解説してみましょう。

* ドメインをまたがってコンテンツを分離
* コンポーネントに対してクッキーフリードメインを使う

ヤフーでは、ページはyahoo.comやyahoo.co.jpのドメイン名に置いてありますが、画像ファイルはyimg.comやyimg.jpのドメイン名に置いてあります。これはなぜでしょうか?

それは、複数のドメイン名を使ったほうが、ブラウザが平行してデータをダウンロードできるからというのが1つの理由です。Webサーバーとブラウザの間の通信のルールで、1つのドメイン名同じサーバーに対する持続的な接続は同時に2つまでにすることが望ましいとされているのです。

もう1つの理由は不必要なクッキーによる通信量の増加を避けるためです。

訪問者の状態をユーザーのブラウザに保存しておくクッキーは重要な技術ですが、ブラウザはサーバーとやりとりをするたびに手元に保存してあるクッキーのデータをWebサーバーに送ります。送られたクッキーの情報をサーバー側で利用しない場合は、クッキーのやりとりをしないほうがパフォーマンスは良くなります。

そこで、そもそもクッキーを必要としない画像を担当するサーバーはドメイン名を別にすることでクッキーのやりとりをなくしているのです。クッキーはフォルダ名でも対象を指定できますが、多くの場合はサイト全体で利用するためにドメイン名全体に対してクッキーを指定しています。ですから、ブラウザがクッキーを送らなくするには、ドメイン名を分けるのが最善なのです。実際に、米Yahoo!が画像用に利用しているyimg.comではクッキーを利用していません。

しかし! 私のブラウザでは日本のYahoo! JAPANが画像用に利用しているyimg.jpドメイン名のクッキーが有効期限2037年として保存されています。
yimgのクッキー画像

以前に調べていたときに、yimg.jpドメイン名に置かれたJavaScriptがクッキーを送っているのを確認しています。今はもうクッキーをはき出すJavaScriptは置かれていないようですが、以前に保存されたクッキーがあるため、私のブラウザからはyimg.jpへのアクセスに毎回クッキーを送信しています。

このクッキー自体は35バイト程度ですが、1日10億PVあるヤフーならば、各ページにyimg.jpドメイン名の画像が仮に6つ使われていたとして、合計で1日200Gバイトほど、余分にデータを受信処理していることになります。Yahoo! JAPANさん、いちどyimg.jpドメイン名のクッキーを全部削除するようにしたほうがいいかもしれませんよ!

催眠療法
posted by yagoo at 17:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月13日

ソーシャルメディアに関する統計いろいろ

これは資料として把握しておきたい。DiggやYouTube、Wikipediaなどがどれぐらいの人にどれぐらい使われているかのざっくりとした数値が公開されています。ソーシャルメディアの企画、効果測定などの目安に使えるのでは。

せっかくなのでいくつか紹介してみます。

■ Wikipedia

* 684,000,000

昨年の訪問者数。
* 75,000

アクティブな編集者の数。

■ YouTube

* 2 minutes 46.17 seconds

動画の平均時間。
* 26.57

アップしている人の平均年齢。
* 13 hours

毎分アップロードされている動画の時間。

■ ブログ

* 133,000,000

Technoratiにインデックスされているブログの数。
* 900,000

1時間に投稿される記事の平均数。
* 77%

アクティブなインターネットユーザー中、ブログを読む人の割合。
* 59%

全ブロガー中、過去2年に投稿したことのあるブロガーが占める割合

■ Twitter

* 1,111,991,000

現在までのつぶやきの数。
* 3,000,000

毎日のつぶやきの数。
* 63%

ユーザーの男性比率。

他にもFacebookやGoogle、Diggの統計がありますよ。ご興味のある方はどうぞ。

» 49 Amazing Social Media, Web 2.0 And Internet Stats

催眠療法
posted by yagoo at 21:26| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

「内部リンク アンカーテキスト SEO」の新事実



昨日のXMLサイトマップのクローリング促進効果に続き、海外の有名SEOブログSEOmozからSEOノウハウを紹介します。

今日は、randfish(ランドフィッシュ)氏が行った、内部リンクの最適化にかかわる実験の結果です。

* Testing the Value of Anchor Text Optimized Internal Links

1.ホームページへのアンカーテキストは効果がほとんどない
ホームページ(トップページ)へ向けた内部リンクのアンカーテキストは、それ以外のページ(たとえば、ブログの個別記事ページ)への内部リンクのアンカーテキストとは違って、ほとんど効力がありません。

「XMLサイトマップ SEO」というアンカーテキストで昨日の記事にリンクを張ることは、SEOに役立ちます。
(ただし、ここでは2番目に登場する同じページへのリンクなので効果なし)

しかし、トップページへ向けた場合は「海外SEO」でも「HOME」でも大きな差は認められません。

2.過剰なアンカーテキストの内部リンクはペナルティを誘発する
アンカーテキストの効果を狙うあまり、ターゲットキーワードの行き過ぎた使用は、ランキングを上げるどころか、ペナルティを受ける可能性があります。

アンカーテキストにキーワードを詰め込むのは危険です。

randfish氏のケースでは、サイト全体のページに表示されるフッターリンクでペナルティを受けました。
取り除いて次のクロールの後には回復したので、自動化されたフィルタで処理されていると推測しています。

3.内部リンクの効果には上限がある
内部リンクは検索順位を押し上げるのに役立ちますが、リンクの数が多ければ多いほど効果が期待できるというわけではありません。

サイトのサイズにもよりますが、最初の数個あるいは数十個までは評価されるものの、ある一定の点を越えると無価値になるか、あるいは価値が減少します。

randfish氏は、内部リンクのアンカーテキスト最適化は意味がないといっているわけではありません。

ユーザービリティや初期段階でのランキング向上には内部リンクのSEOは重要です。
しかし、過剰な内部リンクSEOは返ってマイナスのダメージを受けるので、十分に注意する必要があるということです。

なお、これはGoogleに限った検証結果で、Yahoo!やMSN/Live Searchでは確かめられていません。

合宿免許
催眠療法
posted by yagoo at 16:23| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月08日

検索エンジンは常に変化している。

グーグルが何かを変更したり修正したりするたびに、新しい疑問やブログ投稿、はたまた嘆き声などを次々と見聞きすることになるが、いずれも次のようなお決まりのパターンに沿っているように思える。

グーグルが新しいナントカカントカをリリースしたので、検索市場は永久に変わってしまった。もう昔ながらのSEOは忘れてしまおう。今後大事なのは、カクカクシカジカ……。

これまでにこうした議論が起きたのは、次のようなものが登場したときだった。

* パーソナライゼーション
* ローカル検索結果と地域ターゲティング
* マイクロソフトの「インスタント・アンサー」やグーグルの「ワンボックス検索」
* グーグルの「Knol」
* 履歴に基づくカスタマイズ
* グーグルのユニバーサル検索

そして昨年冬にはまた、「SearchWiki」をめぐって同じような騒ぎが起こっていた。
だが、僕がSEO業務を始めてからのこの5年あまり、こういった「大規模な変化」が起きても、SEOの手法が変わることはほとんどなかった。実際、 SEOに本当の意味で最大の変化が訪れたのを目にしたのは、グーグルが方向性を転換したときだったが、大体においてこういった方針転換はほとんど報道されず、メディアもあまり注目していなかった。それは、次のようなものだ。

* グーグルが2003年の冬に「フロリダ・アップデート」を実施した際、コンテンツが乏しく、クオリティの低い多数のアフィリエイト・サイトの順位が下落した(そして良好なリンク・ジュースを引き渡す能力も下落した)。
* 2004年から2005年に、新規サイトはたいてい、グーグルのサントボックス現象を経験することになった。
* 2005年には、ほぼすべてのブログ・コメントでnofollow属性が使われるようになり、スパム的なブログ・リンクを使用して検索上位を獲得することはもはや不可能となった(完全な効力を発揮するまでに実際は1、2年かかったが)。
* 2006年11月、グーグル、ヤフー、マイクロソフトは、それぞれの検索エンジンをSitemaps.orgのプロトコルに対応させることを公式に表明した。

グーグルによるこれ以外の変更がSEOに影響を及ぼさなかったとまでは言わない。あっと驚くような驚天動地の変更や、克服しなければならない新たなパラダイムをもたらすような変化は、他になかったというだけのことだ。次のようなSEOの核心部分は、2002年の状態からほとんど変化していない。

1. ページにアクセスできるようにする
2. 検索者が使用するキーワードをターゲットとする
3. ユーザーが便利で価値があると認めるコンテンツを作成する
4. 優れた情報源から人の手によるリンクを獲得する

率直に言うが、Googleの新たな変化による「びっくり仰天」の話が浮上したときは、上記の4ステップのプロセスが根本的に崩れてしまったのかどうか、必ず自分自身に問いかけてみよう。本当に崩れてしまうまでは、そう心配はいらない。自分を優位に置くためにあらゆる戦略を学び、発展させ、調査することを止めてもいいということではないが、SEOに関する一時的な騒ぎをとことんまで追いかける必要はない。僕の母がよく言っているように、「中庸さ自体も含めて、何事も中庸が肝心」なのだ。

追伸:もし過去5年間に、自分のSEOのやり方に大きな影響を及ぼす大きな変化があったと感じている人がいたら、話を聞かせてほしい。もう時間が遅いし、僕は今日、早朝ミーティングがあるので、きっといくつかの変化を取り上げそこねていると思う。

追追伸:サイトやコンテンツの種類によっては、グーグルマップでローカル検索ができるようになったことは、実際に驚天動地の出来事だったかもしれないね。

ウェブマーケティング
ラベル:検索エンジン
posted by yagoo at 11:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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